今回は、Apex界最強のキーマウ使い・Zer0が使用しているキーボード”Wooting 60HE”のレビュー動画を複数組み合わせて翻訳してみました。
色んな動画の良い所を抜き出しているので、メリットと設定の仕方をサッと知るには最適だと思います。よろしくお願いします。
利用させて頂いた動画は以下の通り。
ottr: https://www.youtube.com/watch?v=fJcVZtKAimI
Stormen: https://www.youtube.com/watch?v=DPkMQnbvVTY
Treeree: https://www.youtube.com/watch?v=kJbEA_F9tHI
Optimum Tech: https://www.youtube.com/watch?v=glQNEbh79xg , https://www.youtube.com/watch?v=EuULrGtbDy4
Tenz: https://www.youtube.com/watch?v=w8mNbG_kw2A
設定面でお世話になったTreereeはキャラコンの大家で、よくMod Apexでキャラコンの研究をしています。
Stormenの動画ではWootingを使ってApexをしている所も見れます。キーボードの機動力が伺えるシーンを後半の背景に使わせていただきました。
この概要欄では、キーボードに関してのその他の情報を書き込んでいきます。
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まず、Apex界で長らく最強と言われていたキーボード、SteelSeriesのApex Proについて。
これの60%バージョンであるMiniとWooting、どちらが良いのかという議論があります。
YouTube内でもこのトピックに関して動画が上がっており、少し勉強してみました。
違い① アクチュエーションポイントの幅
どちらも各キーごとに、異なるアクチュエーションポイントが設定できるのは大きなメリットです。
ですが、厳密に言うとApex Proが0.2mm~3.8mmなのに対し、Wootingは0.1mm~4.0mmなので、少し幅広く調整できます。
違い② スイッチの特性
ギミックや名前的な所は省きますが、Apex Proのスイッチは押し加減で2段階の入力を設定できるのに対し、Wootingは無段階入力が可能です。
これはどちらが良いというものではなく、前者では同じスイッチに全く違うキーを割り振ることができるのに対し、後者ではレースゲームでのハンドリングなど、徐々に入力を増やしていくような、これまでスティックにしかできなかった役割が可能になっています。
違い③ ラピッドトリガーの有無
Apex Proにはラピッドトリガーがなく、Wootingにはラピッドトリガーがあります。
動画の通り、ValorantやCS:GOで特に有用な機能ではあるものの、キーの即解除でキャラコンにメリハリが生まれることは間違いなく、あった方が強いです。(この後のZer0の項でも触れます)
キーマウ勢は今後ストッピングが必要なゲームに移る可能性・移るという選択肢が常にある事は確かなので、Wootingの方がいわゆる”潰しが利く”と言えるでしょう。
違い④ ソフトウェアの有無
実際に触ったことがない自分も含め、「別にソフトウェアをダウンロードしてもいいけど」と思う人は多いと思います。
ですがどの配信者も、Wootingの”ブラウザで設定を変更できる点”をめちゃくちゃ推しているので、相当便利なのでしょう。
Apex ProはSteelSeries製なので、同社のキルシーンを録っておいてくれるアプリ・Momentsを使う際と同様、GGというソフトウェアを開く必要があります。
【まとめ】
個人的には、Realm全体2位・ALGS NA FINAL優勝・世界大会2連覇のZer0が使用しているWootingに軍配が上がるかなと思います。
少し前のZer0のキル集で配信を13個分チェックしたと書きましたが、彼の操作はキャラコン自体が超絶上手いというより、そもそもなんか浮遊感がある、という独特の画面でした。(動画内の”全キャラホライゾンぽい”に通ずる)
そして概要欄を書く時にWootingを知り、海外の動画を見てラピッドトリガーやアクチュエーションポイントの進化を目の当たりにし、翻訳に至りました。
これらの技術革新は、人間の反射神経や指のスピードなど、限界がある程度決まっている部分のゲームへの反映を、様々な工夫でより素早く伝えられる所がメリットなので、人によって趣味が異なるマウスの形やパッドで言うフリークの有無と違い、設定するだけで多少有利になります。
元々キーマウでは、マウスは早い段階で1000hzがスタンダードになり、応答速度1ms(ミリセカンド)がデフォルトになりました。キーボードもRazerなどの速いものはそれに相当すると言われていたものの、キー入力の指のラグに関しては、Duckyなどでアクチュエーションポイントを1.0mmにする程度で止まっていた人も多いのではないでしょうか。
しかし、このWootingはアクチュエーションを0.1mmにするだけでなく、その解除と再入力も最短0.1mmで検知します。(1mmの1/10!)
ここまで短い、動かしたか動かしてないかくらいの距離で入力をコントロールできるのが、まさしくマウスの操作感に近いと言え、動画内の”マウスにより同期されている感覚”という発言も、端的にマウスの1msに限りなく近づいた証と言えます。
コントローラーでソフトを使わない場合、デフォルトで最低でも0.2~0.4ms、遅いものだと0.7,8msくらい遅延があると言えども、そこに明確に勝てていたのは右手だけだったキーマウ。しかし左手もここまで速くなれば、脳で思った行動をするまでのラグは、両インプットでそれなりの差になってきます。もはや政治・宗教並みのタブートピック(?)になってきたキーマウ・パッド論争も、また違った様相を呈するかもしれません。
(パッドを速くする設定はオーバークロックと言いますが、PCに多少なりとも負担がかかるので、壊れるリスクを最小限に抑えるため避けるのが無難です。
また、当然LANで使えない以上、普段見ている海外プロも使っていません。本番だけ遅くなったら相当やりにくいのは言うまでもないでしょう。ImperialHalが応答速度の話をする時にパッド自体の速さにしか触れないのもそのためです。)
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ちなみに、RazerがWootingのラピッドトリガーを参考にして作った、『Razer Huntsman Mini Analog』をリリースしました。
しかし、アクチュエーションポイントが1.5mm~3.6mmにしか変更できず、0.1mmで検知すると謳うラピッドトリガーも、Wootingのそれより明らかに遅いようです。
詳しくはOptimum Techの以下の動画を見てみてください。
今回もご視聴&お読みいただき、ありがとうございました!
(マウスに関しては、HzだけでなくDPIが高い方が応答速度が速い事が実験により証明されています。よってここに書いた”1ms”がどこまで正確かは分かりませんが、件のZer0はマウスDPIも1600と、応答速度の面からも最適な設定にしています。
また、1000Hzと1msは定義上同じです。1秒間に1000回交信。)
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海外ストリーマー様のApex配信で面白かったシーンを編集し、翻訳付きでお届けしています。
字幕はできる限り元の発言に忠実に作りますが、早口・声が重なっているなど読みにくくなると判断した場合、簡略化や意訳をしています。
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BGM : MusMus・nakano sound
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